SILK on ket(シルク温ケット)
「顔が寒い」を解決!シルクの顔専用ブランケット
冬の寒さや乾燥から肌を守って質の良い睡眠を
POINT
- 自然なあたたかさが心地よい
- シルクの保湿力で肌を乾燥から守る
- なめらかで優しいパイルの肌触り
シルク温ケットは3つの鍵が合わさって出来た製品です。
モノづくりと販売で大切なことは何かを改めて考えた開発でした。
鍵1:異なる視点からの発想
そもそも、この一言がなかったらシルク温ケットは生まれなかったかもしれません。
肌にやさしい素材を求めて当社に来られた美容の知識を持つTさんが、シルクのパイル織物を顔にのせるなり、こう仰ったのです。
「あったかくて気持ち良いです~このまま寝てしまいそう」
「シルクは保湿力・保温力もあるので、美容にも良いと思いますよ」
えっ⁉顔に毛布を掛ける・・・。
それは今までとは異なる視点からの、既成概念で固まった私たちにはない発想でした。
睡眠時の悩みの一つ⇒寒い時期は乾燥が気になるからエアコンを切るが、顔が寒くて寝付けない。かといって布団にもぐると息苦しくて眠れない、そんな悩みを顔用のシルク毛布なら解決できるのではないか?そもそも顔は温めると気持ち良いものだから、疲れた時や休憩時間でも使えると良いのでは?etc,etc
シルクは人の肌に近いタンパク質繊維であり保湿性も高く、デリケートな顔の皮膚にも安心して使える繊維。毛布メーカーとして、その心地よさや魅力は実感していたので、思い切ってTさんのご協力を仰ぎ開発を進めました。
鍵2:素材の良さを引き出す織物設計
シルク温ケットはシルクとポリエステル・マイクロファイバーを組み合わせて織られた言わばハイブリット・パイル織物。マイクロファイバーは保温性だけでなく丈夫さも高め、シルクの弱点を補っています。仕上げ過程でシルクよりパイル長が短くなるように設計されているから肌に当たるのはシルクのみ。繊維の特長を熟知し、性質の良いところを引き出す織物設計が鍵の一つになったと考えています。
鍵3:縫製技術
いくら優れた生地ができても形にする縫製が出来なければ、意味がない。
同じ高野口地域の上垣内縫製様のご協力を得て、やっと完成することができました。
パイル織物は細かな裁断や縫製がしづらいのですが、熟練の職人さんによる縫製技術で、美しくかつ丈夫に仕上げて下さったのです。
終わりに
シルク温ケットは米阪パイル織物だけではできないものでした。
これからも様々なジャンルの企業や人とともに、既成概念にとらわれず柔軟さをもって高野口の織物の可能性を引き出し、その魅力を伝えていくことで、「高野口の織物を共創する」というビジョンを実現したいと考えています。