私たちがめざすこと

高野口の織物を共創するCo-create

高野口のパイル織物は歴史、気候と
先人たちが大切に守り育てたたぐいまれな織物です。
現在も幅広い分野に使われていますが、
まだまだ計り知れない可能性が秘められていると確信しています。
私たちはその可能性を引き出し、高野口の織物を進化・発展させ、
何らかの形で後世の人々に伝えてゆきたいと考えています。
そして日本国内の繊維関連メーカーだけでなく、
環境や医療、防災、建築など新たな分野とのコラボレーションによりパイル織物の
新しい価値を創り、人と社会に貢献することをめざしています。

高野口のパイル織物とは?What is Pile fabric?

生地にある毛足がパイルです。
そして生地の片面または両面にパイルがある織物のことをパイル織物といいます。

パイルにはループ状とカット状の2タイプがありますが
高野口ではカットパイルのみが織られています。

まずは手に触れてみてください。
心地よい、なめらかな柔らかさが高野口のパイル織物の特徴です。

  • 高野口で織られるカットパイル織物
  • ループパイル織物

高野口の歴史と気候が育てた織物History

高野口は「こうやぐち」と読みます。
和歌山県のこの地域は平安時代からその名の由来になったといわれるように霊峰・高野山への参詣口でした。
江戸時代には人や物が行き交う宿場町としても栄えたところです。

約400年前、関ケ原の戦いの後、高野口地域・九度山に蟄居した真田昌幸、幸村(信繁)父子により真田紐の綿織物技術が各地に広げられ、江戸時代には、この地域でも織物業が盛んになりました。

そして明治時代に機械が導入されパイル織物へと発展したのです。

高野口は多湿で寒暖差が大きい地域。
この気候に耐えうる織物が開発され、やがて日本をはじめ世界で通じる高品質のパイル織物として国内生産の80%を占めるようになりました。

現在は時代の流れに伴い生産量は減りましたが
社会状況やライフスタイルの変化に対応したものづくりを続け
、産業資材、寝具、インテリア、アパレル、雑貨など幅広い分野で
使われるようになりました。

次の世代へin the next generation

使う人を想い、手間を惜しまず、丁寧に丁寧に織り上げる・・・
圧倒的な高品質は、職人たちの熟練の技のたまものです。

この大切な技と心を
次の世代に伝えたいと考えています。