【豆知識】羽毛布団と毛布の順番は?どちらが上か毛布屋が解説。

What is the order of the duvet and blanket?

温かいのは毛布と掛け布団のどちらが上?羽毛布団とポリエステル布団では順番が変わる?
寒い季節の「寝具の「組み合わせと順番」問題は、快眠のポイントを知ってスッキリ解決。心地良い睡眠のための毛布を作るメーカーが詳しく解説します。

目次

保温だけじゃない? 温かく心地よく眠るためのポイントとは

毛布は掛け布団の上に置くのか?下に置くのか?問題について
寒い季節が近づくとTVの情報番組でもよく取り上げられますよね。
「で、結局結論は?」と納得できたような、できなかったような答えを聞くこともしばしば。 人生の3分の1を過ごす寝具の一つ、綿やウールを使った毛布をつくるファクトリーとしてこの問題の解決に果敢に挑んでみたいと思います。

その前に・・・
ぜひ知っておいてほしい『快眠のポイント』があります。
それは『寝床内環境』のことです。下の図をご覧ください。
寝床内環境とは布団に寝た時に掛け布団と敷布団で、囲まれた小さな空間の環境のことをいいます。
快眠を実現するためには、この空間内の温度、湿度を快適に保つことが必要なのです。

What is the sleeping environment?

寝床内の温度は最初は室温と同じですが、人が布団に入ると身体からの熱によって上昇し、やがてほぼ一定になります。その温度が33℃±1℃であれば快適と感じます。

湿度も快適な寝床内環境を構成する重要な要素です。温度が平衡になった時点で、湿度もほぼ平衡状態となり、55%±5%(RH)の時が最も快適になります。

じつは、人にとって快・不快を左右するのは、温度よりも湿度による要因が大きく温度はちょうど良くても湿度が高いと、寒く不快に感じてしまうので、温度と湿度のバランスを保つことが重要なのです。

また、敷布団よりも掛け布団や毛布の方が比較的調整しやすく、効果も高いと考えられます。

つまり・・・

温かく心地よく眠るためには、寝床内の温度と湿度のバランスがポイントとなります。
バランスをとりやすい掛け布団と毛布の組み合わせ・順番を考えれば、自ずと答えが出てくるのです。

組み合わせと順番を一覧表にしました

寝床内の温度と湿度のバランスを考慮した、掛け布団と毛布の組み合わせと順番を一覧表にしました。

・素材は一般的な寝具に使われており、保温性と吸湿放湿性の両方が高いものか、またはそのどちらかが高い素
 材で検討しています。

・良いバランスが期待できる組み合わせ・順番には◎〇
 一定の効果が期待できるものには△をつけています。

List of combinations and order of quilts and blankets
Explanation diagram・Differences in bed environment

掛け布団の詰め物の種類に関わらず、天然繊維の毛布は下に置くと良いでしょう。
毛布は柔らかく身体にフィットするので肩口から冷気が入るのを防いでくれます。
ただ、ウール毛布の肌触りが苦手な場合は我慢せず、上に重ねて下さい。

合成繊維の毛布は掛け布団に蓄えられた熱を逃さないように上に重ねると、より温かくなるでしょう。吸湿放湿性が低いので下にすると蒸れの原因になります。 いずれにしても、上に重ねる場合、なるべく重い毛布は避けてください

綿毛布が下なら、だいたい上手くいく!?

「ホンマかいな~」という声が聞こえてきそうですが、綿毛布・ブランケットを研究開発するファクトリーからのホンマの情報なので、ご覧いただければ幸いです。

正確には 当社オリジナルブランド『Koya blanket』の綿パイル毛布が布団の下なら、だいたい上手くいく です。ちなみに「だいたい」というのは、心地よさや温かさの感じ方は人それぞれに違いますよ~、という意味で使いました。 

ではなぜ、だいたい上手くいくのでしょう?

理由① 綿パイル織物の保温性と吸湿放湿性が高いから

高野口は江戸時代から綿織物業で栄えた地域です。先人たちは寒い冬を温かく、蒸し暑い夏を涼しく過ごせる織物の開発を続け、現在の世界的にも珍しいパイル織物が出来上がりました。

Koya blanketの綿毛布は綿の糸が、しっかり織こまれたパイルになることで綿に備わっている長所が充分に発揮された毛布です。温かくヒンヤリ不快感の原因になる蒸れを防ぎます。

つまり、身体と布団の間に発生する余分な湿気を繊維の中に取りこみ、乾燥してくると放出して快適と感じる約55%を保つ、いわば湿度コントローラーの役割をはたすのです。(快眠のポイント・寝床内環境ですね)

天然繊維のなかで最も優れた保温、調湿機能を併せ持つのはウールです。
合成繊維の毛布は特殊なものを除けば、基本的に調湿機能が低いです。

ならばウール毛布がベストなのでは? はい、その通りです。

しかし最近の住宅の性能やエアコンの使用、あたたかな羽毛布団が普及してきたことなどで、温かすぎる、暑いと感じることもあるのだとか。また肌触りが苦手なかたもおられますので・・・だいたい上手くいく、とは言えないかな?と思われます。

理由② 綿パイル織物は肌触りがサラサラと優しいので、お肌が弱い敏感な方も安心

Koya blanketは綿素材にこだわり、全て肌触りに重視して仕上げています。
そして織り方が違う4タイプのブランケットから自分に合うものを選べます。

・軽くて暖かい、そして絶妙なフィット感⇒mayu-ket(マユケット)

・パイルを内部に織り込んだ不思議なふんわり感⇒fuwa-ket(フワケット)

・1枚でパイルとガーゼの使い分けができる⇒2touch-ket(ツータッチケット)

・夏にぴったり、風を通す涼しくて超軽量⇒karu-ket(カルケット)

詳しくはこちら⇒楽天サイト  https://www.rakuten.co.jp/koyablanket

Types of KOYA-BLANKET

夏にぴったりなkaru-ket (カルケット)ですが、ちょっと意外な使い方をお教えしましょう。

羽毛布団といえば「軽くて温かい」のが長所です。でも

・羽毛布団1枚で十分温かい、でも床に入った時のひんやり感がイヤ

・少しだけ温かさを足したいが、重くするのはイヤ

そんな方には、この夏用ケットを羽毛布団の下に入れるのがお薦めです。布団に入った時のひんやり感はなく、軽くてあたたかいインナーのようなケットとして使っていただけます。
ぜひお試し下さい。

ということで・・・

Koya blanketが布団の下なら、だいたい上手くいく!

覚えていただければ嬉しいです。

羽毛布団の外側生地について

image of duvet

≪答え≫の表・天然繊維の毛布は下に、合成繊維の毛布は上に、をご覧になって疑問に感じた方もいらっしゃると思います。

羽毛布団をお使いの方も多いのではないでしょうか。

軽いのに温かく、片付ける時はギューッと空気を抜けばぺったんこになって収納場所をとらず。洗える羽毛布団なんていうのもあって、本当に優れモノです。

多くは外側の生地に綿素材を使っています。綿そのものが湿度をコントロールするから蒸れにくく、しかも羽毛は吸湿放湿性が高いから、わざわざ体と布団の間に毛布を入れる必要はなく、布団の上に毛布を重ねて保温する方がより温かくなります。

問題なのは、普通の綿生地を外側に使うと、羽毛が生地目や縫い目の小さな小さな穴からでも出てきてしまうことです。

日本では生地の織り糸どうしのすき間ができないように特殊な加工=ダウンプルーフ加工をした綿生地を外側に使って、羽毛の吹き出しを防いでいるのです。
加工することで綿の繊維の中空構造がつぶれ、織り糸の間を空気は通っても粒子が大きい水蒸気(湿気)は通らなくなり、寝床内が蒸れてしまい不快感が生じる。

ですが綿やウールなどの天然繊維を羽毛布団の下に使えば、その不快感を軽減できると考えられるのです。

よって、ここではダウンプルーフ加工生地を使った羽毛布団を想定して「天然は下、合繊は上」という結論を出しました。

もちろん、ダウンプルーフ加工していないものや、透湿性がある特殊な生地を使用しているものもあります。ご使用の布団に付いているタグを確かめてみてくださいね。また新たに購入されるときは商品説明をよく読まれることをお薦めします。

さいごに

一度、お布団やブランケットの隅についている小さいタグに記載されている素材を確認してください。
掛け布団の場合、外側の生地の種類、中わた(詰め物)の種類が記載されていますし、毛布も組成が記載されています。(長い間お使いなら、消えていたり外れてしまっているかもしれません。)

いかがですか?

ちなみにKoya blanketではこのようなタグをお付けしております。
ご参考まで。

Example of quality labeling for pile fabric cotton blankets

布団に使われる中わたの種類は、昔から馴染みがある綿、ウール、高級な真綿などがありますが、最近は軽くて暖かく洗える羽毛やポリエステルに人気があるようです。

ブランケットはウール、コットン、シルク、夏に使われることが多い麻、ポリエステル、アクリルなどがあり、織り方も様々なタイプがあります。

快適な寝床内環境のために欠かせない温度、湿度は掛け寝具の素材が持つ特徴に左右されます。

もしも掛け布団と毛布を重ねてお使いなら、シンプルな作業=組み合わせと順番を変えるだけで快眠に近づけるかもしれません。ご自身が一番心地よいと感じる使い方をみつけられることが大事です。ぜひ素材をチェックして試してみてください。

今年も寒い季節が近づいてきました。皆で温かく快適な睡眠を、そして健やかに過ごしましょう!

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