米阪パイル織物とは– Yonesaka Pile –

米阪パイル織物Yonesaka Pile

1935年に織り工場として創業。
1962年に米阪パイル織物株式会社を設立し車輌用シート地(モケット)、毛布類、玩具用生地等を製造しています。

製造されている車輌用シート地(モケット)は主に高級車や電車などで使われており、新幹線N700系グリーン車のシートにも使用されています。

毛布類は高級シール織毛布を中心に製造しており百貨店や専門店などで販売されています。

車輌用シート地(モケット)
車輌用シート地(モケット)
毛布
毛布
玩具用生地
玩具用生地

高野口のパイル織物とは?What is Pile fabric?

生地にある毛足がパイルです。そして生地の片面または両面にパイルがある織物のことをパイル織物といいます。

パイルにはループ状とカット状の2タイプがありますが、高野口ではカットパイルのみが織られています。

まずは手に触れてみてください。心地よい、なめらかな柔らかさが高野口のパイル織物の特徴です。

高野口で織られるカットパイル織物

ループパイル織物

高野口の歴史と気候が育てた織物History

高野口歴史

高野口は「こうやぐち」と読みます。
和歌山県のこの地域は平安時代からその名の由来になったといわれるように霊峰・高野山への参詣口でした。
江戸時代には人や物が行き交う宿場町としても栄えたところです。

真田紐

約400年前、関ケ原の戦いの後、高野口地域・九度山に蟄居した真田昌幸、幸村(信繁)父子により真田紐の綿織物技術が各地に広げられ、江戸時代には、この地域でも織物業が盛んになりました。

そして明治時代に機械が導入されパイル織物へと発展したのです。

糸の集合

高野口は多湿で寒暖差が大きい地域。
この気候に耐えうる織物が開発され、やがて日本をはじめ世界で通じる高品質のパイル織物として国内生産の80%を占めるようになりました。

現在は時代の流れに伴い生産量は減りましたが社会状況やライフスタイルの変化に対応したものづくりを続け、産業資材、寝具、インテリア、アパレル、雑貨など幅広い分野で使われるようになりました。

次の世代へin the next generation

工場の風景1
工場の風景2
工場の風景3

使う人を想い、手間を惜しまず、丁寧に丁寧に織り上げる…。圧倒的な高品質は、職人たちの熟練のわざのたまものです。この大切な技と心を次の世代に伝えたいと考えています。

会社概要Company Information

米阪パイル織物工場
会社名米阪パイル織物株式会社
所在地和歌山県橋本市神野々720番地
連絡先TEL : 0736-32-1404
FAX : 0736-32-5046
E-maiinfo@yyypile.com
Webhttps://www.yyypile.com
代表取締役米阪 佳久
業種パイル織物の製造・販売
資本金4,000万円
従業員数30名
決算期毎年1月末
創業1935年5月
設立1962年6月
設備ドビー織機21台、ジャガード織機3台、整経機2台、加工設備1式
主要取引先TBカワシマ株式会社、蝶理株式会社、西川株式会社、
株式会社ロマンス小杉 、三共生興アパレルファッション株式会社、昭和西川株式会社、他
他主要仕入先TBカワシマ株式会社、蝶理株式会社、増井株式会社、他
取引銀行紀陽銀行高野口支店、南都銀行高野口支店、日本政策金融公庫
取扱商品車輛用途モケット 30%
毛布関連商品 65%
玩具用生地、他 5%

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